新入荷アンティーク Pick-Up、
今日は手芸品のレアー、アイテムをご紹介します。

_MG_8670
こちらのボックスです。

_MG_8671
1860-80年代のもので、可愛い絵が4面に貼ってあり、
蓋にはクロモスが貼ってあります。
エクスプロージョン(爆発)ソーイングボックスと呼ばれるもので、

33j
蓋を開けると、爆発した様な形に開きます。

33i
蓋の上と中は全てシルクのクッションになっていて、
ピンクッションとしても使えます。(使った形跡はありません)
中央の小さなボックスはシンブル(指貫)入れで、
やはり、可愛い絵が貼ってあります。
今では殆ど見られない、とてもレアーなアイテムです。     ¥48,000

そして、
33g

こちらのアイテムは私もこの仕事31年目にして、始めて見た、
スライド式のレース針です。

33f
このように、使わない時は針を引っ込めておく事が出来ます。
バラのレリーフもステキです。                              ¥24,000


手芸品ではありませんが、
もう一つレアーアイテムをご紹介します。

47
1800年代初期のお皿で、まともな形で残っている物は大変少なく、
ヴィクトリア&ロイヤル・アルバート ミュージアムには10枚程展示してありますが、
その半数以上は割れたり、欠けたりしています。
(左上の様なよい状態の物は殆ど見かける事がありません)

左上のプレートにはあかちゃんのベッドを守る、天使の子守唄が書かれています。
中央のプレートには神様を讃える歌が書かれ、縁にはスポンジ模様が施されています。
スポンジウエアはそれのみでも価値が高いですが、絵柄のあるものは大変レアーです。
右上のプレートは状態はよくありませんが、このプレートの特徴である、
リムのレリーフがしっかりと彫られています。
絵柄は後の(1850年代)ゴート窯に受け継がれています。
(花と子供のバランスが不思議な感覚を与えますが、子供達は可愛いゴブリンなんでしょうか?)
                                                                                      ¥5,800〜


酒井能一   記


つづく