ナーサリー・ライムはマザー・グースともいい、
イギリスの伝承童謡で、今も昔も幼児教育にはなくてはならないものです。

イギリスではMother Gooseより、Nursery Rhymesと呼ばれる事が多いようです。

英国伝承の童謡と云われますが、
最初にマザーグースと呼ばれる様になったのは、
フランス、シャルル・ペローの本「昔話」1697年の中のお話の一つ、
「Ma Mère l'Oye=がちょうおばさん」が英訳され、定着したため だそうです。

1000以上のお話/曲があると云われていますが、
その殆どのものは、韻をふんだリズムのある詩が主となっています。

マチルドにはマザー・グースを題材としたアイテムが沢山あります。

NurseryRhim1
こちらは「Little Miss Muffet」のお話のお皿    1900年代前期  

お皿の下の方には歌詞が書かれています。

Little Miss Muffet
Sat on a Tuffet,
Eating her curds and whey;
Along came a spider
Who sat down beside her
And frightened Miss Muffet away.

すべての行で、韻を踏んでいて(色分けした部分)、リズミカルで覚えやすい、

歌いやすい詩になっています。


こちらがその歌です。



 

ロイヤル・ドルトンもマザーグースのシリーズをいくつか出しました。
NurseryRhim4 NurseryRhim5
「Little Tom Tucker」と「Peter Piper」のお話のカップ&ソーサーです。 1930年代 
こちらもお皿の下の方に歌詞が書かれています。

「Little Tom Tucker」
普通のバージョンは現在形で歌われますが、
こちらは古いバージョンの歌詞で、過去形になっています。

Little Tom Tucker,
He sang for his supper.
What did he sing for?
Why, white bread and butter.
How can I cut it without a knife?
How can I marry without a wife?

新しいバージョンで現在形で歌われています。



「Peter Piper」
こちらはすべての単語が似ていて、早口言葉になっています。
やはり、とてもリズミカルです。
(Nursery Rhymesの「Rhymes」も音楽の「
Rhythm/リズム」も
ギリシャ語の「Rhythmos=流れる」を語源としていると思われます)



Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
A peck of pickled peppers Peter Piper picked.
If Peter Piper picked a peck of pickled peppers,
Where's the peck of pickled peppers that Peter Piper picked?

 
歌はこちら



続く

酒井能一 記