寒いイギリスも、春になると沢山の花が咲き、
冬の間暗く見えていた石の壁や塀も華やいできます。

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そして、ドライブをしていて圧巻なのはマスタード(カラシナ)畑。
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目の前に見渡す限りの黄色い世界が広がります。
お家も黄色い海に浮かんでいる様です。
写真ではなかなか広大さはお伝え出来ませんが、画像をクリックすると大きくなります。
(画像にマウスを当てて、虫眼鏡マークが出たら、もう一度クリックでさらに大きくなります)

そして、森ではブルーベルが満開になり、カーペットの様です。
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路傍やフィールドにも勿忘草、デイジー、タンポポ等が咲き誇ります。
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ついつい摘みたくなりますが、ここでご注意です。
人のお庭のお花は摘んではいけません。
それとこちら
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道ばたにこんな感じで沢山生えています。
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「あっ!シソがこんなに沢山生えてる!」と摘んではいけません。

これは「ネトル」という植物で、 茎と葉の裏側には無数の細かい刺毛が生えていて手のひらに刺さり、
なかなか取れません。洗っても、擦っても取れません。
そしてその刺毛の中にはヒスタミンとアセチルコリンという物質を含んだ液体があり、
かなり長時間、強い痛みが続きます・・・(経験者談 ^^;)
郊外の道には必ずといっていいほど生えてるのでご注意を!

春にイギリス旅行の機会がありましたら、イングリッシュ・ガーデン巡りもお勧めです。

「イギリスの庭」と呼ばれるケント州には、ガーデンも見応えがある、
「リーズ・キャッスル」「ヒーバー・キャッスル」等のお城があります。

中でも私の一番のお勧めは、ナショナルトラストが管理する小さなお城、
「シシングハースト・キャッスル」です。

威張った感じのお城が多い中、このお城は「これもお城なの?」
というくらい、こじんまりとして、
このお城のオーナーだったVitaとHarold夫妻のセンスが受け継がれ、
ガーデンも素朴な中にセンスが光る素晴らしいお庭になっています。

Vitaは詩人、作家でもあり、ハロルドとオープン・マリッジをしていたので、
小説家のヴァージニア・ウルフとも恋愛関係にあり、小説「オーランド」はヴィタとその家の歴史をモデルにしてます。
この小説は「オルランド」という映画にもなっています。

こちらのページでお庭のショットが沢山ご覧頂けます。



Y.S