本日はカニヴェとよばれる
貴重なホーリーカードをご紹介します。

カニヴェとは
エッチングなどの銅版画で描かれた聖画の回りを、
レース状の透かし細工で飾ったもの。

元々はカルメル会の修道女たちが
ひとつひとつ手作業で細工を施していました。

カニヴェという名は、切り絵細工に使用したツール、
ナイフを意味するカニフという言葉からきているそうです。

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右から少女と聖母子、聖母子と天使、お祈りをする修道女 

多色使いのものに比べ華やかさはないですが
銅版画ならではの深く静かな雰囲気がとても素敵です。

カニヴェを制作していた版元は数ヶ所しか無く、
こちらはパリにあったCharles Letailleというところで
1839 - 1873年に刷られたもの。
レースの模様も少しずつ異なります。



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こちらは大変珍しい1800年代後期の、初聖体のカード。
レース模様を施した、紙製のケース付きです。

初聖体を受ける少女が
純白のヴェールとドレスを身に着け、祭壇の前に立っています。
ヴェール、ドレスの部分は薄い紙で立体的に作られています。


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教会の窓を象った透かし細工も繊細。
少女の誇りに満ちたような表情がとても美しいカードです。




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